在宅勤務や自宅での作業をより快適にするべく、オフィスチェアを購入しようと決意し、アーロンチェアで有名なハーマンミラーの「セイルチェア」を購入しました。
数ヶ月使ってみての良かった点、悪かった点をまとめましたので、オフィスチェア購入の際の参考としていただければと思います。
良かった点
自然といい姿勢になる
背もたれの腰部分が写真の通り背骨に沿った形をしており、背もたれに背中をピッタリつけた状態で座ると、自然と背筋が伸びた状態かつ無理のない姿勢になります。
この形の効果は本当にすごくて、通常背筋を伸ばして座ると数分で疲れる&腰を反りすぎてしまい腰が痛くなってしまいがちですが、セイルチェアの場合は意識をしなくても背筋が伸びるので、長時間良い姿勢をキープできます。
ポイントは、腰をカーブの部分にピッタリつくように座り、両方の肩甲骨を背もたれにつけて胸を張って座ることです。
リクライニングの反発力の強さが細かく調整できる
背もたれのリクライニングは、どこかの位置で固定されることはなく(リクライニングが止まる位置は3段階あります)、反発力で背中を支えてくれます。
その反発力の強さを、椅子下部にあるハンドルで細かく調整することができます。
この細かく調整できるというのがポイントで、個人的にその日の体の調子によって楽な反発力の強さが違うため、毎回座るたびに調整しています。
めんどくさいと感じる方もいるかもしれませんが、調整は簡単にできるので苦にはなりません。
前傾チルト機能がある
セイルチェアには、前傾チルトという座面が前傾する機能があります。
この機能により、ただ座るだけで自然と前傾する姿勢となります。資格試験の勉強をする必要があったため、字を書くような作業の時はこの機能を使った方が圧倒的に集中することができました。
↓前傾チルト機能を使用した状態
デザインがおしゃれ
セイルチェアを選ぶ方は、デザインが気に入って購入する方も多いのではないでしょうか。
そんな私も1番の決め手はデザインで、後方から見た時のY字のサポートがかっこよく、自宅にあっても部屋に馴染むようなデザインだと思い、購入に至りました。
ここまで機能とデザイン製を兼ね備えたオフィスチェアは中々ないと思うので、とても気に入っています!
悪かった点
背もたれの位置が調整できない
前述したように、背もたれはどこかの位置で固定されることはなく、常に反発して背中を支えてくれます。
これがセイルチェアのいいところではあると思うのですが、例えば疲れた時にリクライニングを一番倒した状態にしたい場合がありますが一番倒した状態で固定することができません。
反発力の強さを一番弱くすればそこまで気にならないかもしれませんが、一番弱くするにはハンドルをかなり回す必要があり正直面倒です。
まあまあ反発力のある状態でリクライニングを一番倒しても、いまいちリラックスはできないため、休憩時には不向きな椅子なのかなと思います。
ヘッドレストがない
これは自宅用にオフィスチェアを購入するまで意識したことはなかったのですが、少し休憩したいとなったときにヘッドレストがないと首を休憩させることができないため、予想以上に不便でした。
リラックスできる椅子が欲しいという方には、セイルチェアは不向きなのかなと思います。
座面の沈み込み具合が身体に合わない
これは完全に個人的な意見なのですが、椅子に座ったときに少し沈み込みがあり、なぜか胃が圧迫される感覚が常にあります。
元々数年前から胃の違和感を感じて生活していますが、セイルチェアに座ると必ずと言っていいほど胃が苦しくなります。
うまく説明ができないのですが、セイルチェアは座ったときにフワッとした感覚があり、固さを感じません。
おそらくこれが身体に変な負担がかかり、胃を圧迫してしまっているのかと思います。
この沈み込みは椅子の高さを一番低くすることで感じなくなるため、私は常に一番低い状態で使用しています。(身長的に一番低い状態がちょうど良くてよかった。。。)
この特性は実際にしばらく使ってみないとわからないことかと思うので、購入を考えている方はレンタルなどで試してみるのもいいかもしれません!
まとめ
私が数ヶ月間利用してみての良かった点、悪かった点を上げさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
悪かった点として、身体に合わないことを上げましたが、結果的に座面を一番低くすることで解消することができたため、私としては購入してとても良かったと感じています。
また、購入を考えている方におすすめしたしたいのは、フルアジャスタブルのアームを選ぶことです。
フルアジャスタブルアームはアームのオプションなのですが、フルアジャスタブルにすることでアームの角度を自分の身体に合わせて調整することができます。
私は普通のアームを選択したのですが、使ってみるとキーボードを打つときにアームの位置が自分の肘の位置に微妙に合わないことに気が付きました。
キーボードを打っている際に肘をアームに置けると、腕の疲れ具合が全然違うのですが、私の場合通常のアームだと肘を置くことができません。。(身体の位置をずらして片方の肘だけ無理矢理置いてます。。)
そのため、長時間キーボードを打つような作業をする方にはフルアジャスタブルのアームを強くおすすめしたいです。
ちなみに、購入後はアームを変更することはできないため、購入時にフルアジャスタブルを選択する必要がありますのでご注意下さい。
以上、セイルチェアのレビューでした。これから購入を考えている方の参考になれば幸いです。
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